NTTがNTTドコモを完全子会社化へ
朝起きて日経の電子版を読んでいたら、とても大きなニュースが出ていました。NTTがNTTドコモを完全子会社化するために、TOB(株式公開買い付け)を行なうというもの。
NTT、ドコモを完全子会社化へ 携帯値下げと成長両立(共同通信) - Yahoo!ニュース
(Yahooニュースにも共同通信の記事が出ていました)
現在はドコモの株式の約66%を持っているNTTですが、残りの株式をTOBによって手に入れ、完全子会社化していくとのこと。買い付け総額は4.3兆円にもなるそうな・・・いやはや、想像もつかないような額ですわな。
完全子会社となった暁には、ドコモは上場廃止となります。これにより、いわゆる親子上場が解消されることになります。
上場廃止となり、NTTの完全子会社になることによって、ドコモとしては、きたる5G・6G時代へ向けた整備の強化を行なうことができるようになったり、菅首相の肝いり政策のひとつである携帯料金の値下げへの対応を行ないやすくなったりといった効果が期待できるでしょう。
しかしそれにしても、子会社とはいえNTT親元から高い独立性をもっていたドコモを、このタイミングで完全にコントロール下に置こうとするのは驚きでした。これについては日経の電子版に詳しい解説記事が載っていましたが、背景にはドコモの姿勢に対するNTT親元の不満があったようです。
(日経電子版。全文を見られるのは有料会員のみ)
政府の圧力に、親元の圧力にと、ドコモとしては厳しい事態が続いていますが、ドコモユーザーとしては、これを良い転換のきっかけとして料金面でもその他サービス面でも、一歩革新が進むことを期待しています。
今日はここまで。
ではでは。。。